クマコロ日記

WEBサービス関係の仕事をしてます

営業力に付いて

5の価値を100の価値に見せようとする営業というのは、一見営業スキルが有る様に見えるけど、私からすると、全く営業力が無いと感じる。

 

 

5の価値は5

100の価値は100

 

 

として、正確に、ありのままの価値を伝えるのが一番、必要な事なんじゃないの?と思う。口達者で在れば、いくらでも、5の価値を100に見せかける事はできる。だけど、これって、信用は溜まって行かない。1回目なら有りだけど、2回目は無い。

なので、マイナスな営業力と言える。

 

又、より細かく言うのなら、

50の価値を52の価値として言うのと、

50の価値を48の価値として言うのなら、どちらが良いかというと、

 

 

私は、50の価値を48の価値として言う方が、良いのではないか?とすら思える。

この方法は、初めは中々購入してくれないし、一見損している様に思いがちになるのだけど、お客さんが購入してみて予想以上に良いものだったと感じたならば、相当な信用力が溜まると思う。

 

 

私の経験上、思い返してみても、

期待していないで購入した商品が、実は、凄く良いものであった時、予想どうりの効果だった商品よりも、数倍、信頼感が高まった経験があるからだ。

 

また、実際の価値より、ほんの少しだけ低く宣伝している場合、サービスが広まる速度が遅いので、早くにその価値を知った人は、「この商品の良さを分かっているのは、未だ自分だけ」という特別感を味わうこともできる。なので、プラスで顧客に満足感を与えることができる。

 

 

で、話を戻すと、

飾ることなく、ありのままに営業をするとなると、商品開発部は必死で商品の価値を作るしかない。これは開発部隊の責任。

 

すると、営業人というのは、何が仕事なのかと言うと、私は、相手の軸で、物事が考えられる事なのだと思う。相手が欲しいと思っていることを与えられる人である必要がある、と思う。相手の身になって、その人が今、どんな状態なのか?を理解し、そこから何ができるか?とか、聞く、洞察する、という姿勢が徹底して必要だと思う。口達者なスキルより、カウンセリングの能力だとか、そういうスキルの方が、私は重要だと思っている。そして、十分に聞いたうえでの、提案。

 

お客さんが、話たくないのなら、無理に聞き出さない。だけど、推測して、こちらができることの情報をさりげなく渡す。そういうことの方が大切にしたいと思う。

で、そのことに集中することが何よりも重要、と思う。

 

で、そういう営業マンが訪問してくれるのなら、その会社の名前を聞いた時に、喜んで迎え入れたくなる。