クマコロ日記

WEBサービス関係の仕事をしてます

他者の成功ルールが、全く当てにならない理由

戦略というのは、毎度、現状の条件を見極めて、その条件の中から

最適なものを組み立て、選択していかないといけない。

 

 

 

そのパターンは、無限にある場合だってある。自分の今の現状を知らないで、

他人がやっている成功条件の手法をそのままやった処で上手く行くわけがない。

 

 

 

だけど、ヘタなアドバイザーは、現状や、状況、戦局を全く見ずに、

いきなり、教科書の成功パターンを持ってきて当てはめようとする。

 

 

 

相手を知らないで、行き成り、アドバイスをしようとするのだけど、

これはこれで、聞いている側としては、参考になるので

聞いているだけ、で済んでいる間はいいのだけど、

「それをやれ!」と言って、と押しつけられると、「それはできません!」と言うしかない。

 

 

これ、すごくいい迷惑だったりする。断らないといけないし、

アドバイスして、それを実行してほしいなら、せめて、状況と戦局を知ってからにしてほしい。

 

 

で、「判断の基になる情報を渡しますが、最終判断を下すのはあなたです。」

というぐらいになぜ?アドバイスを留めておく事ができないのだろう?かと…。

私はいつも、このスタンスなんだけど。

 

 

あと、「やれ!」とまでは押し付けないけど、根拠もないのに、

「それをしないと失敗するぞ!」という脅しも似たようなもんだったりする。

根拠が有って「失敗するぞ!」というのは良いんだけどね。

 

 

 

で、責任を取るのは、アドバイザーじゃなくて

実行者だ。アドバイザーが責任を取ってくれるのなら、その行動に従うけどさ。

 

 

 

「相手を知って、自分を知る」と言うことなんだけど、これ、出来ていない人がものすごく多い気がする。

別に、何か、事を成し遂げたいのでは無ければ、相手を知る必要なんてないんだけど、

相手をコントロールしようとするなら、せめて、それを、心がける必要があるんじゃないの?と思う。

相手を知らないで、相手をコントロールしようとしても無駄だ。

 

 

多くの人は、人をキチンと知ろうとしないで、人をコントロールしようとする。

で、知れないなら、知れないなりの行動をするべきなのに、そうしない。

 

 

例えば、私は、サッカーを知らないのだけど、

 

 

ドリブルばっかり1年間練習していた選手に、

試合の時に、「成功する為には、ゴールキーパーへ行け!」

という様なもの。こういう事する人、アホほど多い。10人いたら、9人は、こういうことする。

 

 

 

私の人生って、こんな人ばっかりに出会ってきた気がする。

嫌、今の日本に住んでいる人は、多くの人が、こんな人ばっかりに出会っているだろう。

 

 

私に合わないものばかり押し付けてきて、

伸ばすどころか、欠点を見つけて修正しよう!修正しよう!とする

 

 

あれだけ、良い点を伸ばせ!とテレビや本で散々いっているのに、

現実は、そのアドバイスを出来る人は、10万人に一人、いるかいないか?

なんじゃないか?と思う。

 

 

 

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経営で言うなら、

 

 

 

大企業の戦略と、中小企業、零細、の戦略は、それぞれ違うし、

 

 

 

人材と、金と、ネットワークがある大企業と、

人材と、金と、ネットワークが無い零細だと、取る戦略というのも変わってくる。

 

 

 

条件が違いすぎるのに、なぜ?同じ方法を当てはめようとするのだろう?

 

 

 

で、ゼネラリスト(企画者)と、スペシャリスト(技術者)の戦略も同じじゃない。

 

 

技術者の中では通用していたルールがゼネラリストでは通用しない。

 

 

で、ゼネラリストも、(優秀な人の場合であれば)元々は、技術を極めて次にゼネラリストに

転向した経緯を持っていたりするわけだから、技術者の戦略は良く分かるものだったりする。

だけど、技術者からゼネラリストの戦略は、なかなか、分からないのが実情なんじゃないだろうか?

 

 

現状の条件を分析し、最善の成功パターンを導きだすのが、

良い助言なんだけど、そうじゃないなら、

その助言は聞き入れられなくても仕方がないと、想うべきだ。